2021年12月10日、双葉町の冬夜に温かいヒカリが灯りました。実に、11年ぶりの光景です。
震災前に、冬の風物詩として行われていた双葉駅前の「夢王国ふたばイルミネーション」。
双葉町の寒い夜を彩っていましたが、2011年以降、光が灯ることはありませんでした。
「ふたば、ふたたび☆みらいへのヒカリプロジェクト」は、冬の双葉町の景色を少しずつ復活させるための第一歩として始まりました。
イルミネーションの準備は町民、町内事業者、学生の皆さん等沢山の方々と一緒に行いました。今回お手伝いいただいたのはペーパーランタンの色塗りと、ヒンメリ作りです。
▶ペーパーランタン
双葉町に縁のあるダルマ、バラ、桜、せんだんの各イラストの色付けやメッセージの記入をしていただきました。
▶ヒンメリ
フィンランドの伝統的な飾りであるヒンメリ。光のモビールとも言われています。
カラフルなストローで様々なサイズのヒンメリを作成していただきました。
色や作り方に悩みつつも、それぞれの想いが詰まった素敵なランタンとヒンメリが完成しました!
夕方の点灯式に向けて、昼間から準備が始まりました!ランタンの貼り合わせやヒンメリの取り付けは、双葉町婦人会や関西大学、京丹波町の皆さんにお手伝いしていただきました。
そして午後5時。沢山の方に見守られながら、カウントダウンと共に双葉周辺鮮やかなヒカリで彩られました。
「FUTABA」という文字はペーパーランタンで形づくられ、
温かみと個性があふれるイルミネーション飾りは、2022年1月末まで双葉町を照らし続けました。
点灯式当日の詳しい様子はぜひ動画にてご覧ください。
今年は周辺に住む人がほとんどいない中での開催でしたが、近くに車を停めて写真を撮る方の姿も見られ、とても嬉しく感じました。
双葉町に足を運んでいただいた皆様、誠にありがとうございました!
来年からも多くの方に足を運んでいただけるよう、徐々にパワーアップしていく予定ですのでお楽しみに(^^)