双葉町について

震災前

 双葉町は、福島県の大自然に抱かれた風光明媚な町です。町の東側は雄大な太平洋に面し、西側には緑豊かな阿武隈山系を望みます。夏は盆踊り、冬には130年以上続く双葉町ダルマ市など、町内各地区で発展・伝承されてきた伝統文化が地域・町民のきずなをつないできました。昭和40年代までは農業中心の町でしたが、原子力発電所誘致後は、原発関連企業への就業増加に伴い農家の兼業化が進み、それとともに町も発展を遂げてきました。

震災と原発事故

 平成23年(2011年)3月11日、東日本大震災が発生し双葉町は震度6強の揺れに襲われました。大津波による甚大な被害、さらに福島第一原子力発電所の事故により、双葉町は全町避難を余儀なくされました。周辺町村の避難指示が解除されるなか、令和2年(2020年)3月4日 両竹・浜野地区とJR双葉駅周辺の避難指示が解除となり、令和4年(2022年)8月30日には特定復興再生拠点区域の避難指示解除及び居住開始を迎えました。

これから

 令和4年(2022年)6月に双葉町復興まちづくり計画(第三次)が策定され、令和6年(2024年)4月には特定帰還居住区域が国の認定を受けました。“町民一人一人の復興”と“町の復興”を基本理念に、双葉町の復興への歩みは加速しています。2022年(令和4年)の一部避難指示解除後、「住む拠点」と「働く拠点」の整備が進められています。既に郵便局やコンビニエンスストアなどが完成し、令和7年度には商業施設や宿泊施設の開業を予定しています。


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